and picturesの榊原有佑が、自身の理学療法士としての経験を基に監督・脚本、・編集を務めた映画『栞』が、フランス最大の日本映画祭・KINOTAYOイデム最優秀映像賞受賞を受賞。フランスで活躍する映画監督と映像スペシャリストが選ぶ賞となっています。
KINOTAYO(キノタヨ)現代日本映画祭は、フランスでの現代日本映画の普及・プロモーションを目的として2006年に発足されたフランス最大の日本映画祭。NPOのKINOTAYO協会が多数の日仏機関・企業のサポートを受けて運営。授賞式が行われメイン会場となっている、パリ日本文化会館、ル・クラブ・ドゥ・レトワール(パリ)の他、リヨン、ストラスブール、カンヌなどフランス全土約10都市にて、幅広いジャンルの日本映画を上映しています。
–榊原有佑監督・コメント–
この映画は私が今から10年前に理学療法士だった時の実体験を元に脚本段階から撮影・編集に至るまで徹底的にリアリティを追求して演出していきました。また“理学療法士”が主演の映画は世界でもあまりないと思います。理学療法士のリアルな葛藤、そしてその中で見出した嘘のない希望を表現した作品になっています。
■榊原 有佑(さかきばら ゆうすけ)
2013年に初監督を務めた短編映画「平穏な日々、奇蹟の陽」はアジア最大の国際映画祭「ShortShortFilmFestival2014&Asia」JAPAN部門にノミネートされ、また2018年に、初公開された長編劇映画「栞」が北京国際映画祭に正式出品、KINOTAYO現代日本映画祭では最優秀映像賞を受賞するなど、元理学療法士という特異な経歴を経て得た感性を武器に独自の世界観を作り上げる「感性と技術が融合した」新しいタイプの次世代監督である。