竹中直人監督・山田孝之監督・齊藤工監督『ゾッキ』舞台裏を描いたドキュメンタリー映画『裏ゾッキ』本予告解禁!!

映画『ゾッキ』の撮影から公開までの舞台裏を記録した、篠原利恵監督のドキュメンタリー映画『裏ゾッキ』。8年前から映画誘致の活動を続けてきた蒲郡市にとって、映画『ゾッキ』は念願だった。蒲郡市民がはじめての映画制作に奮闘する姿、竹中直人監督、山田孝之監督、齊藤工監督をはじめとする映画製作者の情熱やプロフェッショナルな仕事を切り取り、映画作りの苦悩と喜びを映し出していく。

しかし、『裏ゾッキ』も新型コロナウイルスの影響を受けてしまう。『ゾッキ』の看板やのぼりが彩られ、映画が来ることでポジティブに変化してきた街にも暗雲が…。突きつけられたのは“いま、映画は必要なのか?”という問い。3監督も、当たり前にあった映画の存在を改めて考えることになった。そんな苦境の中でも映画「ゾッキ」の公開に向けて献身的にPRを続ける蒲郡市民たち。この状況下で何に悩み、どう考え、実行していくのか。図らずも公開ギリギリまで答えの出ない、時代を映し出すドキュメンタリー映画になった『裏ゾッキ』。取材は現在も続いている。

物語の語り部としてナレーションを担当するのは、11月に主演映画『幕が下りたら会いましょう』が控えるなど俳優として活躍する一方で、小説家としての執筆活動も継続している松井玲奈。蒲郡市の隣町・愛知県豊橋市出身。

主題歌は、俳優として『永い言い訳』(16)で数々の映画賞を受賞、ミュージシャンとしてはNHK紅白歌合戦への出演経験をもち、映画「BLUE/ブルー」の主題歌「きーぷ、うぉーきんぐ!!」を発表したばかりの竹原ピストル「全て身に覚えのある痛みだろう?」(ビクターエンタテインメント/2015年『youth』収録)に決定した。二人は共に、映画『ゾッキ』に出演している。

篠原利恵監督コメント

複雑な世界を、複雑なまま伝えたいと思いました。

松井玲奈さんにナレーションをお願いしたのは、松井さんの持つ多面性に惹かれてのことです。水のように柔らかく、不思議に対して無邪気に驚き、かつ強い気持ちを感じさせる存在感。映画「ゾッキ」でもただひとり、2つの役を演じられています。映画と町、その両方に向き合ってきたこのドキュメンタリーを語りつぐ声にぴったりだと感じました。

竹原ピストルさんの「全て身に覚えのある痛みだろう?」に出会ったのは、昨年の春、新型コロナウィルスが全国に爆発的に広がり始めたときのことでした。夢のようだったゾッキの撮影が終わり、ひとりカメラを持って蒲郡の町を歩きながらこの曲を聴いた瞬間のことを、いつまでも忘れないでしょう。竹原さんの歌は、無責任に前向きなことを言わない。どんな結末になっても、この曲をゴールにしようと決め、今も取材を続けています。

裏ゾッキ

撮影・編集・監督:篠原利恵
音楽:重盛康平
題字:大橋裕之
出演:蒲郡市の皆さん、竹中直人、山田孝之、齊藤工 ほか

ナレーション:松井玲奈
主題歌:竹原ピストル「全て身に覚えのある痛みだろう?」(ビクターエンタテインメント)

製作:映画「裏ゾッキ」製作委員会 
企画:伊藤主税、山田孝之 
プロデューサー:牧有太

制作:テレビマンユニオン 
制作協力:and pictures
配給:イオンエンターテイメント 
支援:映画「ゾッキ」製作委員会/映画「ゾッキ」蒲郡プロジェクト委員会 
後援:蒲郡市

©2020「裏ゾッキ」製作委員会

公式サイト:https://ura.zokki.jp

■撮影・編集・監督:篠原利恵 (しのはら りえ)

1987年生まれ、茨城県出身。早稲田大学を卒業後、一橋大学大学院で文化人類学を専攻。2013年テレビマンユニオンに参加。以後NHKやCXザ・ノンフィクションなど、テレビドキュメンタリーを多数手がける。2016年、韓国のネット依存症治療に焦点を当てたドキュメンタリーNHK BS1「ドキュメンタリーWAVE/子どもたちのリアルを取り戻せ 韓国ネット依存治療最前線」(2016)でATP優秀新人賞を受賞。元受刑者、選択的シングルマザー、時代遅れのロックンローラー、大相撲界など、社会のなかで一見”異質”とされる人や場所に入り込んで取材することを興味とする。

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