本予告にまず映し出されるのは、「忘れないよ、忘れない」とどこか遠くを見つめながら呟く横浜流星Äb0。どこか儚い雰囲気を感じさせる。バイクで疾走する松本穂香Äb0とÄb0小関裕太Äb0の笑顔は幸福感を感じさせる。「安心するじゃない」と微笑む富司純子Äb0と「ずっと不安だから」と呟く藤原季節Äb0は、明暗の感情を交錯させながら予測できない人間ドラマを期待させる。その後も12本の作品を彩る、豪華俳優陣と共に様々なシーンが映し出され、12人の監督の個性が詰まった作品であることが伺える。「今はここまで」というセリフと「お楽しみはこれからだ!」というコピーで映像は締めくくられ、期待が高まる仕上がりとなっている!
そして今回、本作の主題歌はyamaによる新曲「希望論」に決定!
【創り続けることが希望】そんなメッセージが感じ取れ、12人の映画監督とともに、COVID-19を乗り越えて行きたいという想いを込めた、本プロジェクトとも共鳴する楽曲となっている!
2020年4月に自身初のオリジナル楽曲としてリリースされた「春を告げる」がSNSをきっかけに爆速的にリスナーの心を掴み、あらゆるヒットチャートでトップにランクイン。2021年の音楽シーンを象徴するアーティストの1人となったyamaは
この曲に込めた思いは「この歌だけ僕の本当だ」と歌にある通りです。
正解か不正解かは問題ではなく自分だからこそ見える景色を作品として残し続けること。それが自身の存在証明であり真実です。「希望論」という曲が皆さんに少しでも伝われば嬉しいです。
とコメントしている。
DIVOC-12 プロジェクト名について
プロジェクト名『DIVOC-12』には、12 人のクリエイターの力で、COVID-19 をひっくり返すという意味を込めて、 さらに Diversity(多様性)/Innovation(革新)/Value(新価値)/Originality(個性)/Creativity(創造)の 観点を軸に、本プロジェクトを始動します。
【藤井道人監督】
1986 年生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。大学卒業後、2010 年に映像集団 「BABEL LABEL」を設立。伊坂幸太郎原作『オー!ファーザー』(14 年)でデビュ ー。以降『青の帰り道』(18 年)、『デイアンドナイト』(19 年)など精力的に作品を発 表。2019 年に公開された『新聞記者』は日本アカデミー賞で最優秀賞 3 部門含む、 6 部門受賞をはじめ、映画賞を多数受賞。新作『宇宙でいちばんあかるい屋根』公 開中、21 年『ヤクザと家族 The Family』の公開を控える。
【コメント】
2020 年、何度も心が挫けそうになる機会に直面した。そんな中、自分が出来ることは何かと、自問自答を繰り返し たが、やはり「映画を創る」以外に答えは見つからなかった。今一度、短編映画という原点に立ち返り、映画作家と して今、表現出来ることを模索して行きたいと思います。
【上田慎一郎監督】
1984 年、滋賀県出身。中学生の頃から自主映画を撮りはじめ、高校卒業後も独学で 映画を学ぶ。2009 年、映画製作団体 PANPOKOPINA(パンポコピーナ)を結成。 『お米とおっぱい。』『恋する小説家』『テイク8』等8本の映画を監督し、国内外の 映画祭で 20 のグランプリを含む 46 冠を獲得する。2017 年、初の劇場用長編『カメ ラを止めるな!』が2館から 350 館へ拡大する異例の大ヒットを記録。三人共同監 督作の『イソップの思うツボ』が 2019 年 8 月に公開、そして劇場用長編第二弾とな る『スペシャルアクターズ』が同年 10 月に公開。2020 年 5 月、監督・スタッフ・ キャストが対面せず“完全リモート”で制作する作品『カメラを止めるな!リモー ト大作戦』を YouTube にて無料公開。同年 9 月、新作映画『ポプラン』製作開始。
【コメント】
僕はずっと映画に助けられてきました。体を悪くした時は病院で薬を貰って治します。心を悪くした時は、多くの 場面で、それを映画が治してくれました。「映画は人を救う薬になる」…なんて言うと大袈裟でしょうか。大袈裟じ ゃないと思います。困難な時こそ映画の出番です。今、心に効く映画を創ります。
【三島有紀子監督】
18 歳からインディーズ映画を撮り始め、大学卒業後 NHK に入局。「NHK スペシャル」「ETV 特集」、 震災特集など市井の人々を追う人間ドキュメンタリーを数多く企画・監督。03 年に劇映画を撮る ために独立し、東映京都撮影所などでフリーの助監督として活動、NYでHBスタジオ講師陣のサ マーワークショップを受ける。監督作『幼な子われらに生まれ/ Dear Etranger』(17 年)で、第 41 回モントリオール世界映画祭で審査員特別大賞、第 41 回山路ふみ子賞作品賞、第 42 回報知映画 賞では監督賞などを多数受賞。最新作は『Red/Shape of Red』(2020 年 2 月公開)。他の代表作 として『しあわせのパン/ Bread of Happiness』(2012)、『繕い裁つ人/ A Stich of Life』(2015)、 『少女/ Night’s Tightrope』(2016)など。ドキュメンタリー作品から劇映画、テレビ作品まで一貫 して、永続的な日常の中の人間にある軋みを描きつつも、最後には小さな“魂の救済”を描くこと を信条としている。スタイルとしては、研ぎ澄まされた演出に下支えされた美しい映像作りに定評 があり、一見すると柔らかい作風の初期作品から、ハードな演出が露出する近作まで、演出の姿勢 は変わらない。
【コメント】
2020 年、私たちは救いがないように感じる世界を共有している。けれどこの企画の ように、希望に似た新しい世界も共有していくだろう。人間が繋がる、繋がらないも含めて何を共有するのか、でき るのか、見つめたいと思う。それを発信できる機会を与えてくれた製作陣のクリエイターへの新しい支援企画に、 チーム一同、心から感謝する。
12人のクリエイターたちは3チームに分かれ、藤井監督チームは“成長への気づき”、上田監督チームは“感触”そして三島監督チームは“共有”をテーマに作品を制作しました。
創造力で“世界を沸かす”『DIVOC-12』製作チームの熱い想い、Withコロナの時代での日本が誇るクリエイターたちの挑戦に、是非ご期待ください!
【DIVOC-12公式サイト】https://www.divoc-12.jp
【公式Twitter】@divoc_12
【公式インスタグラム】@divoc_12